暑い日が続き、ブーツのことを忘れがちになるこの季節。
私もこのところ履くのは短靴ばかりでブーツは敬遠がちです。
ただし、アンテナだけは張っておかなければいけません。
なぜなら、この7月下旬こそがレッッドウィングの秋冬新作情報がリリースされる時期なのです。
そして、今年もいよいよ出てきました。
魅力的なレッドウィング2017-2018FW新作の登場です!
ベックマンブーツ フラットボックス
今回の新作の一番の目玉は何と言ってもコレでしょう。
ベックマンの新シリーズ[Beckman Boot “Flat Box”]です。
フラットボックス=先芯なし
フラットボックスというのは先芯が入っていないという意味で、従来のラストNo.8のブーツに比べてつま先のボリュームがないことが写真からも分かりますね。
このつま先が履き込むうちにさらに低く潰れて、足へのフィット感も向上するということです。
つま先の潰れた姿はまさにクラシックブーツそのもの。
エイジングサンプルはこちらのリンク先でいち早く紹介されています。
先芯の入っていないブーツとしては他に海外モデルのマーチャントブーツがありますね。
※エンジニア2966はスチール抜き。
また、レッドウィング・ジャパンの鈴木代表を始め、レッドウィング上級者の皆さんが先芯抜きのカスタムをしてブーツを楽しんでいるというのは聞いたことがありますが、これで私たち一般人も先芯なしのブーツのエイジングを手軽に楽しむことができるようになりますね。
止まらないブラッククローンダイクの躍進
レッドウィング・ジャパン監修のもと、かつての茶芯ブラッククロームの再現を目指して開発されたブラッククローンダイク。
登場したのは2012年の秋。アイリッシュセッターシリーズの9870、9874に使われたのが最初でしたね。
その後、エンジニアやロガーブーツなど使用モデルが増え続け、110周年モデルのハンツマン2015にも採用されるなど日本だけに留まらない人気ぶりを見せています。今年の春にオックスフォードが発売されたのも記憶に新しいところですね。
今回のベックマン フラットボックスにはそのクローンダイクを使ったモデルが登場するのです。
他にもベックマン定番のブラックチェリーフェザーストーンや、私もお気に入りの新色チークフェザーストーンも用意されているのですが、今回はクローンダイクに人気が一極集中するのではないでしょうか。
ベックマン フラットボックスのエイジングサンプル[8月6日追記]
レッドウィング・ジャパンの公式フェイスブックアカウントでエイジングサンプルの紹介がされていました。
まずは新品状態。
これを履き込むと。。。
素晴らしいエイジングですね。
つま先がぺちゃんこになっているのがよく分かります。
そして、個人的にはやはりクローンダイクのエイジングが突出してカッコ良く感じます。
ラインナップ
9060 ブラッククローンダイク
9062 ブラックチェリーフェザーストーン
9063 チークフェザーストーン
共通仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- グロコードメダリオンソール
- ラストNo.8
- ¥41,500 +tax
- US6.0-11.0 D
- 9月下旬発売予定
ミニラグアイアンレンジ
こちらは正確に言うと新作ではなく、既存海外モデルの国内正規発売となるアイアンレンジ2モデルです。
北米では2015年秋に発売となっているビブラム430、通称ミニラグソールを装着したアイアンレンジの正常進化モデルです。
海外モデルが後から国内正規発売になるというパターンはここ数年見られなかったので、それだけ完成度が高く、要望も多かったのかも知れませんね。
ミニラグでグリップ力UP
従来のフラットなニトリルコルクソールに対して、ビブラムラグパターンを中央部に配しているのでグリップ力が格段に向上していると思われます。
それでいて、サイドからは凹凸が見えないので見た目の変化はほとんどなし。
こんな優れたソールですから、実は北米向けのアイアンレンジは順次ミニラグへのアップデートが進行しています。アイアンレンジは北米市場では今や6インチモックトゥやベックマンをもしのぐ大ベストセラーシリーズなので、日本以上にバリエーションも多く、開発サイクルも早いのですね。
間違いのない2種のレザー
今回国内で発売となるのは、いくつか存在する北米モデルのうちの2モデル。
8085は国内でも不動の人気を誇るカッパー ラフ&タフ。
8119は私の持っている213にも使われているオックスブラッド メサです。
このオックスブラッド メサは深みのあるバーガンディカラーで、たっぷりとオイルを含んだしなやかさはハーネスレザーに近いものがあります。
アイアンレンジは私も8111を持っていますが、アイアンレンジにはこのようにしっとりとしなやかなレザーが相性が良いように思います。
8119はハードウェアがアンティークゴールドになっているので、他のアイアンレンジにはないシブめな雰囲気に仕上がっていますね。
ラインナップ
8119 オックスブラッド メサ
8085 カッパー ラフ&タフ
共通仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- ビブラム430 ミニラグソール
- ラストNo.8
- ¥37,900 +tax
- US6.0-11.0 D
- 9月下旬発売予定
ラストNo.72 11″ペコス
最後に紹介するのは超ロングセラーモデルのリニューアルです。
ここ数年、国内市場でも盛り上がりを見せているペコスの中でも特別な存在である11インチハイトのペコス。
昨年オールブラックの11インチペコス8155が再販されたことからも分かるように、レッドウィング・ジャパンは11インチペコスを推しているようです。
今回リニューアルされるのはアンバーハーネスの11インチペコス8159で、この秋よりシガーリタンを使った8845へ変更となります。
このリニューアル、実は8159の前身である1155に近づけるためなんだとか。
8159に使われているアンバーハーネスとリタンレザーは質感がかなり違いますからね。
かつての1155の雰囲気が好きだった方には朗報ですね。
同じペコスでも、トラクショントレッドモデルやペコスローパーなど9インチハイトとは使われる木型が違い、よりカウボーイスタイルに近いすっきりとしたシルエットとなります。
履き口も前後が高くなる9インチに対して左右が高くなるデザインで、ウェスタンブーツを彷彿とさせる作りになっていますね。
現在のレッドウィングのラインナップの中でも特に長く人気のあるモデルのリニューアル。
この機会にその魅力に触れてみるというのも悪くないですね。
ラインナップ
8845 シガーリタン
共通仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- ブラウン ケミガムソール
- ラストNo.72
- ¥37,900 +tax
- US5-6 D
US6.5-13 E - 9月下旬発売予定
コメント
うむむむ・・・・。
またまた出たなって感じですね。
にっしーさん、コメントありがとうございます☆
これはやってくれましたね^^;茶芯のベックマンなんて、レッドウィング好きなら欲しくならないわけがないじゃないですかね。。。
近年稀に見る大ヒットの予感がします^ ^
うむむむ・・・・。
茶芯のベックマンを買う人はすでにRWのマニア・愛好家・・・・
ということは、すでにRWを何足も持っているので
ローテーションが長くなって、茶芯がなかなか出ないというジレンマ
に陥ることが予想されますですね。笑
それは言えていますね。。。
私なんて4年履いている9874も真っ黒なのに、この9060を買っても茶芯は期待できませんね^^;
でも、この暑いなか、RWの話題を欠かさないホリさんはさすがです。
僕なんか、もう、毎日ビルケンシュトックです。汗
レッドウィングの情報収集は365日欠かさない日課となっていますので^^;
とは言っても、最近仕事はもっぱらパラブーツで、休日もレッドウィングとは言ってもオックスフォードばかりです。
この時期のレッドウィング記事は反応薄いかと思いきや、にっしーさん始め多くの方々にご覧いただいているので、好きな人は季節問わずお好きなようです^ ^
僕は毎年、秋風が吹くようになると途端にスイッチ入ります笑
そうすると、今年もあと1ヶ月くらいでスイッチONでしょうか^ ^
にっしーさんの今年の展開を楽しみにしています☆
もう実家の大阪に戻り、エリア限定社員にもなりましたので
これまでのようには買えないですね、さすがに・・・。
活動エリアも神戸高架下から、大阪難波に変わりました。
RW直営店にはちょくちょく行こうと思っています。
返事遅くなってしまって申し訳ありません!
大阪に戻られたのですね^ ^
私も地方に転勤したり転職したり、その都度環境が変わり、靴への接し方も少しずつ変化してきていますね。。。
でも、この先何があってもきっとレッドウィングが好きなことに変わりはなく、最後にお気に入りのレッドウィングたちが手元に残っていてくれれば満足だと思います^ ^