レッドウィング・ジャパンから気になる情報がアナウンスされました。
現行モデルの一部にアイリッシュセッタータグ、いわゆる犬タグを取り付けることが決定したそうです。
犬タグと聞いて真っ先に思い浮かべるのは2011年にデビューした復刻アイリッシュセッターシリーズ。ですが、今回はあくまでも既存モデルに犬タグを付けるという話のようです。
対象となるのは6モデル。
付けられるタグはどんなタグ?
タグ以外の変更点は?
分かる範囲でまとめてみました。
犬タグが導入されるのはこの6モデル
犬タグが付けられることになったのはこの6型です。
8875、8166、8179、8165、8173、8167。
オロラセットポーテージ、ブラッククローム、ホーソーンアビレーンラフアウトのそれぞれラスト23モックトゥとラスト8ラウンドトゥの計6モデルですね。
レッドウィング・ジャパン専売品番ばかりなところを見ると、この仕様変更は日本のみで行われるということでしょうか。
ちなみに犬タグが付いても品番は変わらないので、しばらくは在庫が混在することになりそうです。
発売当時のプリント犬タグ
上記6モデルに取り付けられることになったのは、「プリント犬タグ」です。
6モデルの発売時期を考えれば当然ですが、取り付けられるタグは復刻アイリッシュセッターシリーズに使われている刺繍タグとは別のもので、1980年代のMADE IN U.S.A表記のプリント犬タグになるようです。
デザインはこの通り。
このタグが両足のタン裏に取り付けられるそうです。
箱も当時の仕様に
この仕様変更と同時に箱も一新されます。
こちらも当時のデザインを再現したアイリッシュセッターモチーフの箱です。
白い箱は主に印刷コスト面の問題から現行の茶色の箱に切り替えられたと聞いたことがあるので、限定モデル以外での復活は難しいと思っていました。
世代によっては懐かしく、若い世代には目新しく映るこの箱の訴求効果は意外と高いかもしれません。
なぜ今、犬タグ?
なぜ今犬タグなのか。
近年、クラシックドレスラインの充実や魅力的な新作の投入で、かつて一大ブームを支えた定番モデルの売り上げが落ちてきているのは想像に難くありません。
2015年、不動の人気を誇った8875から9011へのベストセラー交代劇は記憶に新しいところです。
今回の犬タグ導入はそんな定番モデルに注目を集め、もう一度人気を獲得しようという意図があるのではないでしょうか。
日本におけるレッドウィング人気は、かつてのアイリッシュセッター、今のクラシックワークがベースになっていることは間違いありません。
レッドウィングが今後も確固たるブランド力を保つために、根幹である定番ワークモデルの市場での地位を守ることは重要です。そういう意味では、正式名称でなくなってからも長い間使い続けられ、今ではブランド問わずワークブーツの代名詞と化しているアイリッシュセッターの愛称を正式名称に戻すことの意味は大きいでしょう。
もちろんタグを付けるのも箱を変えるのもコストがかかるはずです。それを押してまで導入に踏み切る姿勢には、もう一度原点であるワークブーツで存在感を示そうとするレッドウィングの強い意志のようなものを感じます。
877の購入でワークブーツ熱が再燃している私にとっては大歓迎の出来事です。
参考:クラシックワークの一部商品へのアイリッシュセッタータグ導入のご案内 - レッドウィング・ジャパン公式サイト
コメント