本年最初のエントリーは年末に行ったお手入れの続きです。
来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、去年の話をすると鬼はどうするのでしょうか?
怒る?呆れる?
いずれにしても節分にはさようならなので気にしないことにします。
さて、次なる対象は200シリーズの6インチ、213です。
購入から1年が経過して履いた回数は15回ほど。
決して多くはないですが、仕事でブーツを履きづらくなってしまった今では、唯一セーフ(自己判断)のブーツとして重宝しています。
仕事で履くと着用時間が長くなり、単に歩くだけでなく動き回ることで屈曲パターンが多くなるからか足馴染みが早くなりますね。15回ほどの着用でアッパーもインソールも良い感じに足にフィットするようになってきました。
異端モックトゥブーツ
この213はラスト23の6インチモックトゥブーツですが、Dウィズのスマートなシルエットにエンボスモック、ヒールありのネオプレーンクッションソールで、他のレッドウィングより少しだけキレイめなのです。
このブーツの特徴は他にこの刻印とクイックレース。あとはオックスブラッドのメサレザー。このメサレザーが、これぞオイルドレザー!という感じのしなやかでしっとりとした表面感の素晴らしいレザーなのです。
例えるならオロレガシーの表面感にハーネスレザーの柔軟性といったところでしょうか。
お気に入りのビーズエイジングオイルを使ってお手入れ
そんなオックスブラッドメサのお手入れに使うのはこちらのグッズ。
- 馬毛ブラシ
- ブロワ
- ステインリムーバー
- デリケートクリーム
- M.Mowbray ビーズエイジングオイル
- 豚毛ブラシ
213にはプレメンテから愛用しているビーズエイジングオイルを使い続けています。
手順は先日の9874とほぼ同じで馬毛でブラッシング → ブロワ → ステインリムーバー → インソールにデリケートクリームです。
そしてお気に入りのビーズエイジングを塗布。
豚毛ブラシで磨きをかけるとまたあのシブみが戻ってきます。
オイルでワントーン暗くなったレザーと、ツヤが出て反射で明るく見える部分。
ビーズエイジングオイルを使った時のシブみの正体はこの明暗のコントラストから来るのではないかと気付きました。
オイルのマットな仕上がりとも乳化性クリームのツヤツヤとも違う、双方の良さをバランス良く兼ね備えたビーズエイジングオイル。オイルドレザーのワークブーツにぴったりです。
ビーズエイジングオイルのおかげで極上のコンディションになった200シリーズの213。
今では特に寒い日の仕事用というニッチな存在なので、今シーズンも履いてあと数回というところでしょうか。
とても気に入っている一足なので本当はもっと履きたいところなんですけどね。でも、ガシガシ履かずにある程度キレイを保った方が今のポジションを維持できて、むしろ履く回数が増えるかも。
オフ用のブーツはたくさんありますから。それこそライバルがひしめき合っています。
せめて暖かくなるまでの間にたくさん履いてあげましょう。
コメント
明けましておめでとうございます。
15回の着用で、ここまで味が出るのはすごいです。どれだけ歩いてらっしゃるんだろうと。それともメサレザーならではなのでしょうか。
手入れに関して、違っていたら申し訳ありませんが、パッと見た感じ、豚は平野ブラシ、馬はコロニルのように見えます。双方、台座に溝が付いていてしっかりホールドできるのがとても使い易いのですが、こういう台座で化繊は無いのでしょうかね。
化繊は化繊で面白い艶が出るのでたまに使うのですが、イマイチこれだといったブラシが見つからないのです。
Ryemashさん、明けましておめでとうございます。コメントありがとうございます!
そんなに長距離を歩いている訳ではないのですが、メスレザーの足馴染みが早くて15回程度の着用でこの雰囲気です。
単に柔らかいというだけでなく、適度に厚みのあるレザーで密度感もしっかりとあるのですが、足に沿って柔軟にフィットする感じです。言葉でお伝えするのは難しいですが、私の持つ語彙の中では「しなやか」というのが一番ぴったりくる言葉ですね^ ^
ブラシは両方とも平野でした!
写真で見ると台座の色が全然違いますね^^;
溝がある化繊ブラシ、、、確かに見たことがありませんね。。。
今後靴用品を見るときにチェックしてみます^ ^