【レッドウィング】クローンダイクの復刻アイリッシュセッター9874のお手入れ

今年も残すところ10日ほど。

仕事もプライベートも何かと忙しい最中ですが、毎年この時期になるとなぜか靴の手入れをしたくなります。

一年のうちにたまった汚れを落とし、新年から気持ち良く履くために、年賀状も大掃除も後回しに、いざお手入れです。

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5年目に突入のお気に入り

まず目をつけたのは、私が再びレッドウィングにハマるきっかけとなった復刻アイリッシュセッターの9874。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

買ったのが2012年12月なので、手元に来てすでに丸4年が経過しています。

このブログの主役たち#01 【レッドウィング 9874】
2012年秋に発売されたレッドウィング復刻犬タグシリーズの9874。現在手持ちのレッドウィン...

いつ見ても、そして何度見てもカッコ良いブーツです。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

特にこの辺りの構築的な作りがたまりません。
エッジの立ったレザーが重なり合い、頑強に縫われた無骨な感じがワークブーツらしさを感じさせます。

色の面で見ても黒のレザーに断面の茶、ステッチにセージやマホガニーのスレッドが使われ、他のブーツにはないヴィンテージ感を漂わせています。

全体的にはまだ真っ黒ですが、相変わらずタンだけ先行エイジング中。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

ハンツマンはフィット感向上のために例外的にタンのレザーが替えてありますが、副作用としてこのタンだけ茶芯が出てしまうことが防げるようになっていますね。

その他は一見キレイに見えますが、いたるところに擦った跡が。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

茶芯が現れるとしたらトゥより先にこの辺りからになりそうです。

基本+αの年末スペシャルケア

お手入れ方法は基本的にいつもと同じですが、今回は年末ということでいつものお手入れにひと手間加えたスペシャルな内容になっています。

使うのはこちら。

Shoe care goods

使う順に

  • 消しゴムタイプクリーナー
  • 馬毛ブラシ
  • ブロワ
  • ステインリムーバー
  • デリケートクリーム
  • レザードレッシング(オイル)

です。

まずソールのコバを消しゴムタイプクリーナーでゴシゴシ。体力を使うので普段はやらないのですが、年末スペシャルということで実施です。
白のトラクショントレッドはこれをやるかやらないかで仕上がりの雰囲気が全然違ってきます。

両足が終わる頃には額にうっすら汗。
で、大量の消しクズと一緒に汚れが落ちるとこの通り。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

って、写真だと全然分からないですね。。。

一応右がキレイになった(つもりの)方です。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

消しクズとホコリをブラシで払ったらレースステイの裏側をブロワでシュポシュポ。

ここはただでさえブラシが届かない場所ですが、特に9874はレクタングルバータックステッチでレースステイが開かない作りなので、ブロワがあると重宝します。

ひと通りキレイになったらステインリムーバーで表面の汚れを落として、インソールにデリケートクリームを塗り込みます。インソールのひび割れは修復不能なダメージなので、デリケートクリームでしっかりと保湿をしておくというわけです。
この時につま先の奥にたまったホコリも掻き出しておくと気分スッキリ&カビ予防にもなりますね。

そして、ここでようやくメインのオイル塗布です。
クロスにレザードレッシングを取り、薄く均一に塗って行きます。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

クローンダイクは水性塗料で黒塗りするため、下地には元々オイルをあまり含まないレザーが使われています。なので、オイルはたっぷり塗る必要はないように思います。

塗った後、浸透のために数時間置いてからクロスで拭き上げてブラッシング。

するとこの質感。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

カラッとした硬質なツヤからしっとりとした鈍いツヤに変わりました。

復刻茶芯のクローンダイクも登場から4年が経ち、エンジニアや110周年記念モデルなど、使われるモデルも増えてきました。来春にはまた新たな仲間も登場するというウワサです。

茶芯らしい見事なエイジングをしたブーツもたくさん見るようになってきたので気になる方はそちらを参考にしていただいて、私は5年目もこれまでのペースで履いて行こうと思います。

[RedWing 9874 IrishSetter BlackKlondike]

コメント

  1. Ryemash より:

    こんばんは
    クローンダイクの艶はいつ見ても良いモノですね。私の9870は3年目になりますが、手入れの仕方次第で似ているようで違う質感になるのが興味深いです。
    ソールの掃除は怠けてあまりやらないのですが、私は起毛革用の生ゴムブラシを使っています。カスも散らばらず結構綺麗になります。
    関係無いですが、今日初めて見たwikiのワークブーツのページの写真が異常に格好いいです。まさに茶芯の味かも。

    • Hori Hori より:

      Ryemashさん、コメントありがとうございます!
      クローンダイクのツヤは面白いですね^ ^私の9874はこれでも純正レザードレッシングしか塗ったことがないんですよ。
      オイルを塗ると成分が表面に残るのか少し曇るのですが、乾拭きするとその残滓が落ちて本来のパキッとした光沢が現れます。

      そしてウィキペディアの画像!見てきました!
      ホンモノのワークブーツは貫禄が違いますね。確かにカッコ良いです☆
      ファッション用途ではなかなかあそこまでは難しいですが、根底では私もあんな雰囲気に憧れてブーツを履いているのかもしれません。きっと一生かかってもたどり着けないでしょうが^^;