レッドウィングよりきちんと感があって、仕事で重宝しているパラブーツのシャンボード。
先日、緊急のお手入れをしました。
と言うのも、シューズラックに置いてあるシャンボードを何気なく見たときに気付いてしまったのです。。。
リスレザーの宿命?
気付いたのはこちら。
分かりますか?ひびです。
よく見れば右かかとのレザーに縦に細くひびが入っているじゃないですか。発見したときはヒヤッといやな汗をかきました。
リスレザーはひび割れしやすいと聞いたことはあったのですが、まさかこんなに早くその時が訪れるとは思ってもいませんでした。急いで全体を調べてみましたが、幸いひび割れたのはここだけ。元々ヒールの一番アールのキツい部分で、しかもシューツリーでテンションがかかったのが原因かもしれませんね。
使うのは最近お気に入りのあれ
被害はかかとだけだったのでひとまず安心しましたが、こんなものを見てしまうと屈曲部に同じようなひびが入ったところを想像してしまって精神衛生上よろしくないので、ひび割れ予防のメンテナンスで心を落ち着けます。
ステインリムーバーで全体をクリーニングしたら、塗るのはこちら。
レッドウィング213に使ってお気に入りのM.モゥブレィのビーズエイジングオイルです。
これまでこのシャンボードには同じくM.モゥブレィのクリームナチュラーレを使っていたのですが、乾燥によるひび割れを防ぐべく保湿効果と軟化作用が強いと思われるオイルを使うことにしました。
リスレザーは純正で専用のグリスが用意されているれっきとしたオイルドレザーなので、オイルを入れても問題なしですよね。むしろリスレザーの売りでもある防水性のアップも期待できます。
つま先アニリンカーフクリームで物足りなさをカバー
保湿を優先させてオイルを使いましたが、もちろん光沢はクリームには及びません。
全体にマットになったシャンボードには最近覚えたつま先アニリンカーフクリームでメリハリを付けて行きます。
本来はもっと光沢の出るクリームやワックスを使うのでしょうが、初心者の私にはこのくらいで十分です。
アニリンカーフクリームはアニリン染のデリケートなレザーや繊細なカーフレザーにも使える靴に優しいクリームなので、使っていて安心感もありますね。
これからも大切に
レザーがしっとりと潤うと同時に、私の気持ちも徐々に落ち着いて行きます。
最後にお気に入りの白丸紐を通した頃にはすっかりご満悦。やっぱりカッコ良い靴だなぁ。。。
リスレザーのシャンボードは柔らかくて履きやすく、防水性もあって便利な靴ですが、今回のように表面がひび割れやすいのが難点ですね。特に冬の間は乾燥に注意が必要ですし、雨に濡れた後なども過蒸発による硬化が起こります。そんな時はいつもより保湿を意識したお手入れをしてあげると残念なひび割れを防ぐことができるかもしれませんね。
私にとって、仕事で少しきちんと感を出すのに必要不可欠なシャンボード。今後もレザーの状態を細くチェックしながら履いていこうと思います。
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