昨日6月29日、関東甲信地方で梅雨が明けしたとみられると発表がありました。
去年も早かったですが、それをさらに一週間も上回り、平年に比べておよそ三週間も早い梅雨明けです。
関東甲信地方の6月の梅雨明けは観測史上初めてのことだそうで、梅雨の期間23日間も1978年に並ぶ最短とのこと。梅雨が短いと水不足になる懸念もありますが、靴好きにとって梅雨は憂うつな季節。短いに越したことはありません。
突然迎えた夏。これからヘビーローテションになるJ.M.ウェストン180ローファーを急きょお手入れしました。
夏の主役靴 180
購入から丸2年が経ったJ.M.ウェストン180です。
地獄のような激痛に耐えていたのも今は昔。今では若干の窮屈さはあるものの、一日中履いていても痛むことはなくなりました。
インソールもアッパーも足の形に沿うように変形しているので、唯一無二のフィット感に愛着もひとしおです。
アッパーのお手入れ
J.M.ウェストンのボックスカーフは素のままで十分美しいので、最近はデリケートクリームだけでお手入れをしていました。
繊細に見えて意外と丈夫なレザーのおかげで、多少擦ったりぶつけたりしてもキズは皆無です。
今年で3度目の夏を迎えるにあたり、少し趣向を変えて別のクリームを使ってみることにしました。
コロニルのディアマントです。
クリームによる皮膜を感じさせず、レザーそのものが底光りするような仕上がりは他のクリームにはない特徴です。
素材の良さを活かしながら、光沢を与え保革する。この靴にうってつけのクリームですね。
狙った通りの仕上がりに、思わず笑顔になります。
ソールのお手入れ
ラバーを張らずに履いているソールは2年間の着用で少しずつ削れてきています。
体重のかかるボールジョイント部分は、すっかり起毛してヌバックさながらの状態です。
このままでは消耗が早くなってしまうので、ここもしっかりお手入れをします。
かと言って、純正以外で修理を行うと、それ以降純正修理ができなくなるとのことなので、このソールをなるべく長く保たせたいのです。
使うのはM.モゥブレィのソールモイスチャライザー。
私のは先ほどディアマントの横に写っていた白いボトルです。
固く絞った雑巾でソール全体を拭いた後、ソールモイスチャライザーを塗り込み、仕上げに硬いもの(私の場合はソールモイスチャライザーのボトル)で起毛を寝かせつけて完了です。
起毛していた部分が平滑になり、光沢が出ました。
保湿効果で反りも良くなりますし、繊維一本一本をコーティングすることによって摩擦に対する耐性も上がります。
ちょっとしたひと手間ですが、これをすることでレザーソールの耐用年数が飛躍的に伸びます。
準備万端
思いがけず早い梅雨明けによって突如迎えた3年目の夏ですが、これで準備は万端です。
今年もよろしくお願いします。
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