着用20回で変化が!【J.M.ウェストン 180 シグネチャーローファー】のエイジングとお手入れ

念願叶って手に入れたJ.M.ウェストンの180ローファーも、購入から早3ヶ月が経ちました。

この3ヶ月での着用回数は20回。
諸先輩方の経験談によると、この20回が履き心地に変化を感じる節目になるとのこと。

20回の着用を経て私の180がどのように変化したか、一度報告させていただきます。

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万力締めからの解放

まず、私の180の今の姿がこちら。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

見た目にはあまり変化がありませんが、履き心地は大きく変わりました。

まず、何と言っても万力締めを克服したというのが大きいですね。
最初は本気でサイズミスを疑い、一時は履くたびに後悔が押し寄せていた7/Bというサイズ。あまりの甲の痛さに履き替えを余儀なくされたこのローファーも、今では多少窮屈感はあるものの、痛くなる所もなく一日履き続けられるようになりました。

最初は色違いを買うとしたら、次は絶対にCにしようと思っていましたが、今では次もBでも良いかなと思い始めています。

各部の変化

見た目の繊細さとは裏腹に、非常に堅牢な作りの180ローファー。
まず、アッパーに使われたデュプイ社製のボックスカーフ。これが非常に硬い。20回履いてようやくこの程度のシワ。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

表面も堅固で、少し擦ったくらいでは跡すら付きません。
薄いのに硬いレザーソールと相まって、最初は屈曲性の悪さに難儀しましたが、ドーピングの効果もあってか、今では問題なく歩けるようになりました。

【J.M.ウェストン 180 シグネチャーローファー】の履き慣らし、、、の前に。
先日ついに手に入れたJ.M.ウェストン180シグネチャーローファー。 履き慣らしは毎朝...

一番苦しめられたサドルも今では足をしっかりサポートしてくれる頼もしい存在に。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

これも自家ストレッチの効果が少なからずあったと思います。

J.M.ウェストン180の万力締めを克服!【DIYでローファーのストレッチ】
本格的に履き始める前にあれこれ準備をしていたJ.M.ウェストンの180シグネチャーローファー。 ...

そしてもうひとつ。写真はありませんが、インソールの沈み込みが甲の痛み解消に繋がったのではと思います。
キチキチのサイズで遊びが一切なく、その上薄手のフットカバーで履いているので、インソールが面白いくらいくっきりと足の形に沈んできました。

着用20回で変化が訪れるというのは、このインソールの沈み込みが20回程度であらかた完成するからなのではないかと思います。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

最初はあまりの苦痛に、先人たちの「万力締めを克服すれば最高の履き心地になる」というのは全て強がりなのではと疑ってしまいました。しかし、万力締めを克服した今、絶望が希望となり、第二の皮膚とも言われる履き心地を目指すスタートラインにようやく立てた気分です。

本格稼動に向けてメンテナンスでリフレッシュ

梅雨明け直前に着用20回を達成し、いよいよ夏の本格稼動に突入する180。この節目に一度サッとお手入れをしてあげようと思います。

お手入れに使うのはおなじみのこちら。

[M.Mowbray]Shoe Care Goods]

平野ブラシは8月1日に1,000円も値上げされてしまうので、いずれ買おうと思っている方はお急ぎを。

アッパーのお手入れの前にソールをキレイにします。
20回履いてソールはこの通り。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

雨に濡れた事はないので深刻ではありませんが、汚れと毛羽立ちが気になります。

濡らしたクロスで汚れを拭き取り、ソールモイスチャライザーを塗り込みます。

さらに硬いもので擦って毛羽を押さえつけるとこの通り。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

フォルムがちょうど良いので、私はいつもソールモイスチャライザーのボトルで擦っています。現行品はこのボトルじゃなくなってしまったのが残念です。

アッパーもステインリムーバーからのクリームナチュラーレ薄塗りでフィニッシュ。

[J.M.WESTON 180 Signature Loafer Bleu BoxCalf]

レザー本来の表情を活かすように、過度に光沢を出すお手入れはしていません。

難しいと思われた夏までの履き慣らしに成功し、これから短い夏に活躍してもらう180。この先も変化を味わいながら、この傑作を楽しんで行こうと思います。

コメント

  1. 内藤重人 より:

    非常に楽しく読ませて頂きました。私はジョンロブ派ですが、JMの180を購入しようかと悩んでます。使い勝手が良さそうなので。やはり、靴の手入れは自分でやりたいと思っていますが、なかなか出来ないのが現状です。

    • Hori Hori より:

      内藤さん、コメントありがとうございます☆
      ジョンロブ派ということは、ジョンロブたくさんお持ちなのですか!?羨ましいです>_< ジョンロブは履いたことがありませんが、180は使い勝手良いと思いますよ!シンプルでコーディネートの守備範囲も広いですし、佇まいが上品なのでカジュアルに合わせても様になります^ ^ 靴のお手入れは持っている数や仕事の忙しさなどによって、どうしても自分ではできないということもありますよね。 身内の方やプロなど、頼れる方がいらっしゃるのであれば安心ですね。靴にとっても放置されるよりずっと良い環境だと思います^ ^

  2. Yu より:

    最近自分も180購入しました。
    幅もギリギリで、長さもかなりギリギリにも関わらず
    歩くとかかとが動き、サイズを間違えたかと後悔しています。
    購入したての頃からかかとはホールドされていましたでしょうか?

    • Hori Hori より:

      Yuさん、コメントありがとうございます!
      180購入おめでとうございます☆

      かかとは購入から今に至るまでホールドされていません^^;
      歩いていて脱げてしまうようなことはありませんが、脱ごうと思ったら手を使わなくてもかかとを抜くことができる程度のホールド感です。

      そもそも日本人の足は一般的にかかとが小さく、対して180のヒールはくわえ込みがとても浅いので、どんなにタイトなサイズを選んでもしっかりとしたホールド感を得るのは難しいのかもかもしれません^^;

      意図せずかかとが抜けてしまうほど緩い場合には調整が必要かもしれませんが、そうでなければソールが反るようになれば問題ないように思います^ ^