さてさて、もう1月も終わろうかという時期になりましたが、実は年末のお手入れ記事がまだ残っていました。
4足目のターゲットはこちら。
レッドウィングのアイアンレンジ《8111》です。
新定番アイアンレンジの基本モデル《8111》
二枚革のラウンドトゥにニトリルコルクソール。特徴的な前下がりの履き口に外付けのヒールカウンターポケット。
レッドウィングの中でも特に無骨な出で立ちのアイアンレンジは、もはや定番の仲間入りを果たしたと言っても過言ではない人気モデルですね。最近ではブラッククローム版が発売されたのも記憶に新しいところです。
ツイッターやインスタグラムを見る限りでは海外でも非常に人気が高く、定番モックトゥやベックマンに並ぶかそれ以上の地位を確立しているようです。
現に海外サイトを覗いてみると、レザーのバリエーションも豊富で、ソールもビブラム430″ミニラグ”へと進化も果たし、ウィングチップなどの派生モデルやショップ別注などもチェックしきれないほど存在します。
そんな背景を持つアイアンレンジシリーズの中にあって、最もベーシックな存在なのがこのアンバーハーネス版の《8111》ではないでしょうか。
アンバーハーネスはオイルをたっぷりと蓄えていて、非常にしなやかで足馴染みの良いレザーです。
見た目の無骨さから重く硬いイメージを持たれがちですが、予想に反して履きやすいのもこのアンバーハーネスのおかげですね。
一度オイルを入れるといつまでも蓄える性質なので、ついついお手入れがおろそかになってしまうのですが、さすがに少し乾いてきたので、このタイミングでお手入れです。
レザードレッシングで基本のお手入れ
そんなアンバーハーネスのアイアンレンジ《8111》のお手入れに使うのはこちらのグッズです。
- 馬毛ブラシ
- ブロワ
- ステインリムーバー
- デリケートクリーム
- レザードレッシング
手順はいつも通り馬毛ブラシとブロワでホコリを払って、ステインリムーバーで汚れ落とし。
デリケートクリームをインソールに塗ったらいよいよ純正のレザードレッシングを塗って行きます。
レザードレッシングはミンクオイルに蜜蝋と松ヤニがブレンドされていて、その松ヤニがレザーの色を黒変させると敬遠されることも多いですが、その色の変化こそがアンバーハーネスのエイジングには不可欠ではないかと思います。黒くヌメるような表情の8111は最高にカッコ良いです。
レザードレッシングを塗った後、少し時間をおいてブラッシングをするとこのシブさ。
しっかりとオイルが入って、マットな質感になりました。
裏から指で押すと白くオイルが逃げる状態です。
レザーのエイジングと独特のシワが入るカタチから、個人的にレッドウィングの数あるブーツの中で一番良いアジが出るのがこの8111ではないかと思っています。
私の8111はどちらもまだまだこれからなので、アイアンレンジャーの一員としてもっと履き込んで行きたいと思います。
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