レッドウィング・ジャパンから待ちに待った新作の情報が発表されました。
先日お伝えした予想記事の内容は正しかったのか間違っていたのか。
答え合わせをしながら、改めて2018年秋冬の新作を見て行きましょう。
8877
まずは一番の注目モデル、8877は予想通り発売となりました。
こちらは継続モデルではなく、シーズン限定モデルとしての発売となるようです。
以前の記事で3通りの予想を展開していたタグは、現行アイリッシュセッタータグが正解だったようです。

公式の説明にもありますが、厳密には年代違いのタグになります。
当時の8877(Old)に付いていたタグがこちら。

Image from “No boots, No life.“
今回発売される8877(New)のタグはこちら。
前者は8877(Old)が販売されていた1990年代のタグ、後者は現行アイリッシュセッターに取り付けられているタグで、1980年代のタグを復刻したものです。
全体のレイアウトが異なり、特に「MADE IN U.S.A.」の表記位置が大きく違います。
ここは合わせて欲しかったという声もあると思いますが、8877(Old)オーナーに対する希少性維持や、後々の中古市場での判別材料となるなど、8877(Old)との差別化としてこれはこれでありかなと思います。
タグ以外の部分でも、当時の色に近付けたオロラセットポーテージにタン刻印やホワイトベースの靴箱など、限定モデルに相応しい仕様の一足に仕上がっているようです。
ラインナップ
![[Red Wing] 8877](http://2ndsole.net/wp-content/uploads/2018/08/BDC231B7-3DBF-43F1-AC7B-DFDE42036DC6-680x650.jpeg)
Image from “Red Wing Japan“
8877 オロラセットポーテージ
仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- トラクショントレッドソール
- ラストNo.23
- ¥46,200 +tax
- US6.0-11.0 D
- 9月下旬発売予定
9269
ストーブパイプのラフアウトエンジニアブーツも予想通り発売です。
予想では単にラフアウトとしていましたが、現行モデルに使われているホーソーン アビレーン ラフアウトではなく、新開発のタン ブルハイド ラフアウトが用いられているようです。
このタン ブルハイド ラフアウトはホーソーン アビレーン ラフアウトに比べて毛足が長く、またやや赤みを帯びており、1990年前後の8268に近い雰囲気に仕上がっているとのことです。
![[Red Wing] 9269](http://2ndsole.net/wp-content/uploads/2018/08/470ABBD8-0466-4663-ADF0-3D135F65DEF7-680x658.jpeg)
Image from “Red Wing Japan“
たしかにこんな感じでした。懐かしいです。
また、シルエットに関しても、茶芯エンジニア9268で復活したストーブパイプパターンを採用しつつ、アンクルストラップの位置をより下げることで、かつての8268の雰囲気を再現してあります。
![[Red Wing] 9269](http://2ndsole.net/wp-content/uploads/2018/08/172C620E-2BDB-4D83-A9BD-BA18EDA82C74-680x687.jpeg)
Image from “Red Wing Japan“
ラフアウトのエンジニアは復活の声が多かったですが、ここまで本気に再現してくれるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。
レッドウィング・ジャパンの皆さんは、本当に日本のレッドウィングファンのことを良く理解してくださっています。
ラインナップ
![[Red Wing] 9269](http://2ndsole.net/wp-content/uploads/2018/08/DAD1427B-88D1-443B-8F4B-70B5D339229F-680x673.jpeg)
Image from “Red Wing Japan“
9269 タンブルハイドラフアウト
仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- ネオプレーンコードソール
- ラストNo.50
- ¥50,800 +tax
- US5.0-11.0 D
- 9月下旬発売予定
1920s アウティングブーツ
続いてはオールドアウトドアの新作。こちらもほぼ予想通りの発売です。
期待していたマウンテンブーツの復刻とはなりませんでしたが、トレンドの仕様を取り入れつつ目新しい新作の登場となりました。
デザイン要素、フラットボックス、グロコードKing-Bソールというところは予想的中ですが、レザーが全く違いました。
ブラッククロンダイクだと思っていたのは、ブラックプレーリーという新開発の茶芯レザーでした。フルグレインのため原皮の自然な表情を残していて、クロンダイクよりも油分が多く足なじみの良いレザーに仕上がっているそうです。
シガーリタンと予想したのも間違いで、茶のレザーは私も愛用しているチークフェザーストーンだったようです。これは不覚。
木型はマンソンラストが使われているので、フラットボックスと合わせてとても快適な履き心地が予想されます。かつの直営店限定モデル9045ペイトンオックスフォードがマンソンラストのフラットボックスでしたが、このアウティングブーツはそれとは全く違う個性を持っています。
ラインナップ
![[Red wing] 1920s Outing boot](http://2ndsole.net/wp-content/uploads/2018/08/5CE37BE8-62C0-423D-A124-F07BFB0BE108.jpeg)
Image from “Red Wing Japan“
8825 ブラックプレーリー
8826 チークフェザーストーン
8827 ホーソーンミュールスキナー × チークフェザーストーン
共通仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- グロコード King-Bソール
- マンソンラスト
- ¥37,000 +tax
- US6.0-11.0 D
- 9月下旬発売予定
8117
最後はシーズン限定モデルとなるアイアンレンジ です。
この8117はまだ公式発表にはなっていませんが、すでに予約受付を開始しているショップもあります。
これはほぼ100%予想通り、というか期待通りの姿で登場してくれました。
ジャパン企画でありながら、今や北米、ヨーロッパでベストセラーシリーズとなったアイアンレンジをネイビーラフアウトで仕立てた一足です。
このラフアウトにピンと来た方もいらっしゃるのでは。そう、ビームス別注で数々の名作を生み出したあのネイビーラフアウトです。
このアイアンレンジには参りました。
この秋は8877一択と思っていたところに、不意に現れたダークホース。このカッコ良さは反則です。
買っておかなければいけない8877と純粋に欲しい8117。。。
どちらにするか、それとも両方?
困ったことになりました。
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