服装自由な職場からスーツ着用の職場に転職して3年。
地道に続けてきたカジュアル啓蒙活動もいよいよ最終段階に入り、この秋からブーツを解禁してみました。
ブーツ解禁といっても、いきなりワーク系は難しい。
そこで今年購入したのがエンボスベックマン9030であり、ジラードブーツ9091であり、トリッカーズのカントリーブーツなのです。
そしてもう一足、元々持っていたブーツの中から仕事履きローテーション入りしたブーツがあります。
レッドウィング200シリーズの213です。
レアディテール満載の200シリーズ
購入時の記事でも触れましたが、200シリーズは一見クラシックワークのようですが、さにあらず。
以下のようなディテールが盛り込まれためずらしいブーツです。
- エンボスモック
- 右足首内側に「RED WING」刻印
- 土踏まずにクッション
- ネオプレーンクッションソール
- 上3段クイックレース
Dウィズのラスト23 + エンボスモックというワークオックスフォード譲りのスマートさ、ワンピースソールながらヒール付きのブラウンソール。そんなところが仕事で履けると判断した理由です。
とは言え、白いステッチを使っているところなどはワークブーツそのものなので、4足の中ではかなり攻めた一足になります。こういうブーツを織り交ぜながら周囲の目を慣れさせて、さらなるカジュアル化を目指すというのも狙いのひとつだったりします。
紐をベックマンレースに交換
そんなこんなで2回ほど職場に履いて行ってみたのですが、まだ少しカジュアル感が強すぎるかなという印象でした。原因は黒×茶のタスランレース。
黄×茶ほどではないですが、タスランの虎紐はやはりカジュアル感が強い。そこで、紐を交換することにしました。
レッドウィングのロウ引き平紐。いわゆるベックマンレースです。
色は履き口のパイピングやソールに合わせてブラウン。
同じくバーガンディ系のブーツであるベックマン9011には黒の平紐が付属されていますが、9011の場合は履き口とソールが黒なので黒の紐がマッチするのです。これは紐を交換するときに統一感を持たせる手法のひとつです。
せっかくなのでお手入れ
せっかく紐を抜くのでこの機会にお手入れをしておきます。
使うのは今回もビーズエイジングオイルです。
さらに気になっていたアイレットの緑青もキレイに。
気付かないうちにこんなに。
クロスで拭き取ってみると。
あらら、塗装が剥がれてしまいました。
きっと緑青が塗料を浮かせてしまっていたのですね。
このくらいならまだ良いですが、いよいよならアイレット交換も考えなければいけません。
平紐が想像以上にぴったり
さて、ひと通りお手入れが終わったらいよいよ平紐を通してみます。
どうでしょうか。
個人的には狙い通り、いやそれ以上のマッチングです。
平紐をクイックレースに掛けるのに慣れていないのでやや違和感を感じるものの、見た目はグッと落ち着いた雰囲気になったのではないでしょうか。
過去にも何足か紐を変えたことがありますが、その度にその靴の違う一面が引き出せるので面白いです。
出費も少なく手軽にできて、別の靴を買ったかのような新鮮さが味わえるので、レースカスタムは本当にお勧めです。
これなら躊躇うことなく職場に履いて行くことができそうです。
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