レッドウィング・ジャパンから、フラグメントデザインとのコラボレーションがアナウンスされました。
レッドウィング・ジャパンが発信した情報はこの画像と「Fragment®︎ x Red Wing Shoes」というコメントのみ。ティーザー広告というやつですね。
フラグメントといえば、日本におけるレッドウィングのブームを作った藤原ヒロシ氏が主宰するデザイン集団。
そのコラボ相手はルイ・ヴィトンからスターバックス、ナイキなど、ジャンルを問わず世界的なブランドが名を連ねます。
そんなフラグメントがレッドウィングとのコラボレーション。これはアメカジ界隈に止まらないビッグニュースです。
正体はスペシャルなダブルネーム 2型
レッドウィング側ではティーザー広告として情報を解禁していませんが、フラグメント側からは藤原ヒロシ氏その人のインタビュー記事が一部メディアからリリースされています。
そこには数枚の写真が。
ステッチまで黒に統一したフルブラック仕様のアッパーにホワイトトラクショントレッドの組み合わせのようです。
90年代ブームの火付け役となった一足を彷彿とさせながら、現在のトレンドにも取り入れやすいミニマル感を持った一足と言えそうです。
ラウンドトゥも用意される模様。
そして右足内側にはRED WING刻印の下にFRAGMENTの刻印。
そして、刺繍犬タグの下にはフラグメントのアイコンでもある稲妻ロゴのタグが取り付けられます。
四角ステッチのないモデルで、コラボにも関わらず刺繍犬タグを使えるのは藤原ヒロシ氏とレッドウィングとの間に特別な関係があるからでしょう。また、ただのコラボではなくダブルネームというところが、このブーツが只者ではないことの証です。
過去、ダブルネームで出たのはナイジェルケーボンくらいでしょうか。あのトッドスナイダーですらダブルネームは出ていないと思います。
残念ながら発売時期や販売方法等の情報は見えてきていませんが、そう遠くない時期にローンチされるのではないでしょうか。
レッドウィング・ジャパンのプロモーションに見る変化
それにしても、レッドウィング・ジャパンがここまであからさまなティーザー広告を打ってきたことに少し意外性を感じてしまいました。
これがフラグメント側からの提案なのか、レッドウィング・ジャパンの戦略なのか分かりませんが、藤原ヒロシ氏のインタビューが既にリリースされていることを考えると後者の可能性が高いでしょうか。
レッドウィング・ジャパンは最近では女性モデルを起用したウィメンズモデルのプロモーションも頻繁に行っていますし、百貨店にポップアップストアを出したり、直営店を明るく開放的なイメージにリニューアルしたり、見せ方も売り方も以前と変わってきているように感じます。
それは根強い既存顧客頼りから脱却して、ひとつのファッションブランドとして新しい取り組みを行い、情報を広く発信することによって顧客層を拡大しようという意図が感じ取れます。
先のインタビュー記事を見ると、コラボの話は今年6月からスタートしたということです。
3月のトップ交代で、日本のレッドウィングは北米、ヨーロッパに同質化して行く一途だと思っていたのですが、こういう日本ならではの事情を汲んで商品開発してくれるのは非常に嬉しく思います。
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