今回紹介するレッドウィングはアイアンレンジ8111です。
アイアンレンジはレッドウィング熱が再燃してベックマン9011とアイリッシュセッター9874を買った当時から気になっていたモデルなんです。
いつか欲しいと思い続けていた昨年初夏。
仕事の合間に半額以下で手に入れられるチャンスに遭遇!迷わずレジに直行でした。
海外では人気No.1モデル?
なぜずっと気になっていたかというと、ネットでレッドウィングの画像を見ていると、このアイアンレンジを履いている人がとても多かったからです。
特に海外で履いている人が多く、欧米からアップされるレッドウィング画像の半数近くがアイアンレンジなのではないかと思うほどです。ちなみに海外ではアイアンレンジではなくアイアンレンジャー/iron rangerと名付けられています。
レッドウィングのエイジング番長
そんな世界中で人気を博しているアイアンレンジですが、ネットで見かけるアイアンレンジ、特にこのアンバーハーネスレザーを使った8111は良いアジが出ているものが多いです。
オイルをたっぷり含みヌバックのようにマットなこのレザーは、履き込むほどにシワに陰影が生まれ、ブラッシングの繰り返しで表面にテカリが出てきます。
私の8111はまだまだ若造ですが、ネットで見る履き込まれた8111たちはどれもシブくて貫禄のあるエイジングをしています。
私も早く先輩レンジャーに追いつけるように、夏でも機会があれば履くようにしています。
定番モデルにはないディテールの数々
炭鉱で働く男たちのために作られたブーツをルーツに持つアイアンレンジは、レッドウィングの定番モデルにはないディテールが盛りだくさんです。
まず特徴的なのはキャップドトゥ。ドレスシューズのストレートチップとは違い、上からレザーを被せた補強的な意味合いの仕様です。
安全靴といえばスチールトゥですが、そのスチールトゥが考え出される前に用いられていた製法なんだそうです。
履き口はパイピングのないカットオフになっていて、少しワイルドさを感じさせる見た目になっています。
ヒール側を見るとバックステー一体型のカウンターポケットが目を引きます。トゥキャップと同じく補強パーツとしての役割を果たしながら、ヒールカウンターを外付けにすることによって内側の凹凸がなくなり、履き心地の向上にも貢献しています。
見た目からは想像できない意外な履き心地
履き心地といえば、見た目にハードなこのアイアンレンジ8111ですが、履いてみると驚くほど履きやすいです。
まずレザーがしなやかで柔軟性がある。そして、つま先側のライニングがキャンバスなので足馴染みもとても良いのです。
ソールにはニトリルコルクソールが使われていて、軽量で返りも良く歩行も快適。履き口はカットオフなのでパイピングが脚に当たることもなく、つま先側に向けて低くなるラウンドした形状により、締め付けも強くありません。
履く前と履いた後でこんなに印象の変わった靴は他にないですね。
気になっているけど、硬くて重そうというイメージで敬遠している方がいらっしゃるとしたら、その心配は全くありませんので安心してお買い求めください。
自信を持ってお勧めします。
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