2012年秋に発売されたレッドウィング復刻犬タグシリーズの9874。現在手持ちのレッドウィングの中で一番最初に手に入れたブーツであり、私のレッドウィング熱が再燃するきっかけとなった一足でもあります。
実は学生時代にエンジニア2268を履いていたのですが、社会人になって履かなくなったので手放してしまったのです。その2268が茶芯のPT91という貴重品だったことに後になってから気付き、それ以来茶芯のレッドウィングに少なからず興味があったところに現れたのがこの9874だったのです。
買ったのが2012年の12月なので、履き始めてもう2年半になるんですね。
最大の特徴は茶芯レザーのブラッククローンダイク
このブーツの特徴はなんと言ってもアッパーに使われているレザー”ブラッククローンダイク”です。かつて茶芯だった頃のブラッククロームを再現したものなのですが、履き込むうちに下地の茶色が見えてくるというロマンあふれるレザーです。
環境への配慮からかつてのブラッククロームほど強力な塗膜が作れず、比較的すぐに茶芯が現れるクローンダイクですが、私の履き方ではまだまだ出てくる気配がありません。むしろ大切に履きすぎるあまり、ガリッとやってしまったら黒のシュークリームで補色してしまいかねないです。
最近では茶芯が現れなくても、このブーツがもともと持つ雰囲気の良さにますます愛着が湧いてきています。
雰囲気の良さは復刻版ならでは
この9874の独特な雰囲気はどこからくるのか?それは復刻版ならではのこだわりのディテールからのようです。
- まずは上でも書いた茶芯のレザー。表面が削れていなくても、レザーの断面が茶色なので全体的にクラシカルな感じが出ています。
- オールドレッドウィングのトレードマーク”レクタングルバータックステッチ”(四角いカンヌキ止め)が再現され、ヴィンテージ感が増しています。
- 通常白黒2色のステッチに、白、セージ、マホガニーの3色が使われ、表情に立体感が生まれています。
ほかにも復刻された犬タグや右足首内側の刻印、バックステーのチェーンステッチなど、この復刻ブーツにはこだわりが満載です。
目指すはモヤッとボンヤリ
なかなか茶芯の現れない私の9874ですが、目指しているのはガリガリと削れた荒々しいエイジングではなく、何年も履き込んだオールドブラッククロームが持つぼんやりとした茶芯の現れ方です。
ブログをご覧いただいている方にはなかなか茶芯が出ずもどかしいかも知れませんが、どうぞ末永くお付き合いお願いします。
コメント
私のはまだ3ヶ月目ですが、こちらも被ってるので、コメ失礼致しますw
私もモヤッとボンヤリを目指して、ゆっくりのんびりエイジングを楽しみたいと思います♪
勘三さん、こちらにもコメントありがとうございます!
ネットで見かける諸先輩方のガシガシ系クローンダイクも貫禄があってカッコ良いのですが、性格上どうしてもキレイに履いてしまいます^^;
この9874は急がずゆっくり、気長に向き合っていきたいブーツですね^ ^