数日前、もう夏も終わりというこの時期にポロシャツを買いました。
夏の休日はもっぱら半袖シャツの私ですが、8月下旬に沖縄旅行に行くことになり、シャツより気楽でTシャツほどラフすぎないポロシャツの購入と相成りました。
買うにあたってまず悩んだのが、どこのポロシャツ買うか。
ポロシャツといえばラコステ、フレッドペリー、ラルフローレンあたりが有名ですね。
それぞれフランス、イギリス、アメリカのブランドで、手持ちの靴で言えばパラブーツ、クロケット&ジョーンズ、レッドウィングとなり、なんとなくイメージ的に似通ったものを感じます。
で、選んだのが冒頭の写真のラコステとフレッドペリー。本当はそれぞれ1枚ずつ買おうと思っていたのですが、試着してみたところドロップテールが気になってしまったので、今回ラルフローレンは見送りました。
ラコステのL1212A
ラコステは定番のネイビーを買いました。
いくつかあるラコステのポロシャツの中から選んだのは、最もシンプルでベーシックなL1212Aというモデル。
フララコなどと呼ばれているヨーロッパ流通ものをはじめグローバル展開されているものはL1212ですが、こちらはラコステ・ジャパンのL1212Aというモデル。
日本製でL1212とは素材やシルエットが微妙に違うので品番を分けているものと思われます。
L1212Aは色数が多く、青〜ネイビー系だけでも5色くらいあったのですが、白に並ぶ定番ということでこのMarineというネイビーにしました。
奇しくも今年買った2足のパラブーツと同じカラー名ですね。
ポロシャツの元祖
今回ポロシャツについて調べていて知ったのですが、ラコステのL1212がポロシャツの元祖なんですってね。
フランスのテニスプレイヤーでもあり、発明者でもあったルネ・ラコステ。ルネのニックネームはコート上でみせる不屈の粘り強さから、<ワニ>として知られていました。さらに、ルネはラコステのL.12.12ポロシャツを発明し、世界のスポーツウエアの改革者としても知られています。1930年台、ルネが開発した独自のコットンプチピケ(鹿の子素材)の半袖シャツは、テニスプレイヤーたちを長袖のシャツから開放したとして一大ムーブメントをもたらしました。この改革を機に、ラコステのL.12.12ポロシャツは世界中にフレンチエレガンスの象徴、時代に左右されない永遠のスタイルとしてブランドのアイコンとなりました。
– ラコステ・ジャパン公式サイトより引用
こういう歴史のあるものは、服や靴に限らず惹かれるものがあります。
ラコステといえばこのワニのワンポイント。
このワンポイントもラコステが初めて採用したディテールなんだとか。
スーピマ100%糸で編まれた鹿の子生地は肌触りも良く、今後末長く愛用することになりそうです。
フレッドペリーのM12N
フランスのラコステに対してこちらはイギリスのフレッドペリー。
M12はフレッドペリーが12番目にデザインしたポロシャツで、今でもイギリス製を貫くフレッドペリーを代表するアイテムです。
現在一般的にM12として売られているのは、オリジナルよりややスリムに改良されたM12Nというモデルで、私が買ったのもこのM12Nです。
ティップラインはフレッドペリーが元祖
ラコステがポロシャツの元祖だったら、フレッドペリーはそのポロシャツに初めてラインを入れたブランドなんだそうです。
襟と袖にティップライン(2本ライン)が入った「M12」は Fred Perry が12番目にデザインしたシャツのスタイルナンバーです。通称 “Fred Perry Shirt” と呼ばれるこのシャツは Fred Perry のオリジナルデザインであり、1957年の誕生以来、イングランド製にこだわり作り続けられています。様々な英国カルチャーや音楽シーンの中を駆け抜けたシャツは、誕生から半世紀以上を過ぎても色褪せることなく輝き続け、ブランドのフィロソフィーを物語っています。
– フレッドペリー公式サイトより引用
ラコステと同じく元を辿ればテニスウェアのフレッドペリーですが、イメージ的にどうしてもモッズファッションやブリティッシュロックを連想してしまいます。
アメカジブーム世代の私には馴染みのないテイストなのですが、なぜか今まで着たことのあるポロシャツはほとんどフレッドペリー。特に学生時代によく着ていた名残で、今でもあの2本ラインに何とも言えぬ安心感を覚えるのです。
で、今回白のポロシャツを買うにあたって、白無地という中身勝負なアイテムに恐れをなして、ライン入りという安心感に逃げてしまいました。
選んだのは永世定番6色のうちの1色「ホワイト/アイス×マルーン」。
シブさと爽やかさの同居する不思議な雰囲気はティップラインがあればこそですね。
ラインの組み合わせでラコステL1212以上に色展開の多いM12ですが、この色は試着した瞬間に気に入りました。
同時に買った2枚のポロシャツ
ポロシャツの本命ブランドであるラコステとフレッドペリー。どちらも定番の安心感とクオリティの高さでとても気に入りました。
ポロシャツを2ブランド同時に買うなんてきっと後にも先にも今回限りでしょう。
またとない機会なので、それぞれの特徴をまとめた記事を書いてみるのも面白そうですね。
同じポロシャツでもよく見ると違うところがたくさんありそうです。
すでに秋への模様替えが始まっているこの季節ですが、私の中で今ポロシャツがアツいです。
コメント
ラコステはL1212とL1264で20枚くらい僕も持っています。
服もたくさん持っていますが、結局これが1番重宝しますね。
にっしーさん、コメントありがとうございます☆
遅い時間に投稿したにもかかわらず、直後にコメントいただけるとは嬉しく思います^ ^
20枚ってスゴいですね!L1264は杢のやつですよね。私もいつか着てみたいと思っています!
ちなみに、ラコステは古いのだとどのくらい着ているのですか??
確かに重宝しそうなので、実はすでに1枚追加してしまいました^ ^
今後毎年増えていってしまいそうな予感です^^;
アイビー全盛時代、団塊の世代の父のもので相当古いものもあります。笑
僕で20年くらいですね。
日本製が1番品質が良いとラコステのベテラン店員さんから聞いたことが
あります。L1264の風合いが好きです。。
20年!スゴいですね!!
20年も変わらずに着られるなんて、ポロシャツというカテゴリーにとどまらず、ファッションにおけるスタンダード的な存在ですね^ ^
さらにお父さまのものだとその倍くらいの年月が経っているということでしょうか?
日本製は品質も良くて、かつてのフランス製に一番近いのも日本製だと仰る方もいらっしゃるみたいですね。それでもパリのお店に置いてあるのと同じものを求める方が多いというのは、ファッションって理屈ではないんだなと考えさせられます^ ^