ジーンズを1本買いました。
リゾルトのホワイトジーンズA710です。
2015年に限定で発売された、定番710のホワイトバージョンです。
私にとってはこれが2本目のリゾルト。
A710は去年の夏頃から探していたのですが、サイズ展開が多いので、ウエスト、レングスとも狙い通りというのがなかなか見つからなかったのです。更にコンディションも良い一本となると、もうこの世に存在しないのではないかと思うレベル。
それが、先日ようやく出会いがあり、めでたく手に入れることができました。
3年も経って今更感はありますが、仕事用にホワイトジーンズを買い増ししようと思った時に、探せば探すほどA710しかないと心惹かれて行ったのです。
なぜA710だったのか
私がホワイトジーンズの買い足しに当たってこだわった条件は以下の3つです。
①スリム
②テーパード
③ノンストレッチ
探し始めてすぐに分かったのですが、①②をクリアするものはたくさんあるのですが、③を兼ね備えるものがない。
ジーンズに限らずパンツ全般に言えるのですが、スリムなものはストレッチを効かせることによってシルエットと穿き心地を両立させていることがほとんどです。
昔よりもストレッチ素材の品質が上がり、キックバックが良く、耐久性も上がっているのは理解できます。
ですが、やっぱりあのストレッチパンツのシワの入り方とフニャッとした穿き心地がどうしても馴染めないのです。
ましてや膨張色である白にあの独特なモタつき感が合わさると、せっかくのホワイトジーンズなのに思い描いたピシッとクリーンなイメージにならないのです。
そこで目を付けたのが、その時点で既に発売から2年が経っていたA710でした。
スリムテーパードで綿100%。710でシルエットの良さは知っていたので、そのホワイトであれば間違いがないという遅ればせながらの発見でした。
A710は小さい?
古着屋を覗いても滅多に出会えないA710なので、探すのはもっぱらネット上です。そうなると心配なのがサイズ選び。
710と同サイズなので心配ないと思いきや、調べれば調べるほど出てくる「A710は小さい」の情報。実際には710と全く同じパターンで作られていて、メーカーサイドも小さいという噂を否定はしていたのですが、ユーザーの多くは小さいと感じているようでした。
どうやら製造の最終工程である洗いのかけ方が違うために、生地が硬くてタイトに感じるというのが結論のようです。なので、メーカー側の「小さくない」も、ユーザー側の「小さく感じる」も、どちらも正解だったのでしょう。
これらを勘案して私が選んだのはウエスト1インチアップの32×31です。
最初はフィッティングが少しタイトなだけなら同サイズのW31で大丈夫だと思ったのですが、仕事で穿く=シャツインになるので、ややタイトなこととシャツ1枚分の余裕を合わせて1インチアップのW32にしました。
A710 / 710 各部の比較
こちらもネット上にいくらでも出てくるので今更な感じはありますが、購入の記念に各部の比較を載せておきます。
デニム生地
セルビッジは710がオレンジ、A710はブルーです。
どちらも生地のオンスは同じだそうです。
A710のホワイトデニムは、一般的なホワイトデニムと違い、緯糸に生成りの糸を使っています。なので、全体的にオフホワイトに見えます。
一般的なホワイトジーンズと比べるとこの通り。
緯糸が強くなる裏側にいたってはほとんどベージュ。
綿カスが目立つのが漂白されていない生成り糸の証ですね。
このオフホワイトが洗濯を繰り返すうちにキレイなホワイトに変化して行くのだとか。
付属
リベットは全く同じもののようですが、ボタンは違います。
どちらも同デザインのオリジナルボタンですが、710がシルバーで、A710はブロンズです。
「R」マークの織りネームは全く一緒。
続いて紙パッチ。
品番にAが付くかどうかという差はあれど、フォントまで含めて同じものが使われています。
シルエット
A710は710同様、抜群のスッキリシルエット。
まだ穿きシワがなく色の濃淡もないので、710に比べると多少のもっさり感はありますが、ウエストのサイズアップを感じさせないシャープなシルエットは綿100%のデニム生地と全サイズ別パターンというこだわりがあってこそ成せる業でしょう。
1年間粘って探し続けたのは、このシルエットを手に入れるためだったと言っても良いです。
着用と洗濯を繰り返して、身体に馴染んで行くのが今から楽しみです。
もう二度と手に入らない?
探し続けてやっと手に入れたリゾルトA710。
今回は1年ほどで運良く巡り会うことができましたが、全く同じサイズで同等以上のコンディションのものはもう二度と出てこないでしょう。
念願叶って手に入れた大切な一本。大切に穿きつつ、徐々に白くなるというエイジングを楽しんで行こうと思います。
最後に一度やってみたかったお決まりのリゾルト富士山で締めたいと思います。
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