前回のSheldonの紹介に続いて、欧米でのレッドウィングの動向です。
こちらも大きなニュース。
2011年の発売以来、不動の人気を誇っているゴールドラセットセコイアのアイリッシュセッターシリーズ。
その中から6″モックトゥ9875とペコス9866が、この秋欧米で発売されるというのです。
このアイリッシュセッターシリーズは、レッドウィング・ジャパンが非効率なディテールに理解を示さない本社を相手に説得を続け、やっとの思いで製品化に漕ぎ着けたと言われる熱意のこもった名作ですね。
その開発過程で、50年代の色味を再現したレザーや刺繍タグ、退職した職人を呼び寄せてまで復活させたバータックステッチやバックステイのチェーンステッチなどが生まれた訳ですね。
そんな、いわゆるジャパン企画のレッドウィングが、今度は本国を中心とした欧米市場に投入されるのです。日本人としてとても嬉しいことですね。
欧米では劣化として補色の対象でしかなかった茶芯レザーがグローバル展開の110周年記念モデルに採用されたりと、日本人のヴィンテージブーツに対する独特だった感覚が、徐々に世界標準になりつつあると感じます。
こういうのは逆輸入ならぬ逆輸出とでも言うのでしょうか。
さて、それではここで今回欧米で発売されるアイリッシュセッターシリーズの特徴を改めてまとめてみましょう。
- RED WING刻印
- 刺繍犬タグ
- ゴールドラセットレザー
- レクタングルバータックステッチ(モックトゥのみ)
- トップバンドのダブルステッチ(モックトゥのみ)
- バックステイのピューリタンチェーンステッチ
- ホワイト、セージ、マホガニーの3色スレッド
- レザーレース(モックトゥのみ)
- アイリッシュセッター専用ボックス
これだけのスペシャルが詰まったシリーズですから、欧米の方々も興味をそそられたのでしょうね。
そんな欧米展開のアイリッシュセッターの画像を見ていたら、不思議なものが目に留まりました。
あれ?タグって片方だけでしたっけ??
私の持っている9874は両足に付いていますし、ネットで見る9875も両足に付いています。
欧米向けは片足のみ?もしくは現行は仕様変更で片足だけになった??
いずれにしても、ますます存在感を増すアイリッシュセッターシリーズから今後も目が離せませんね。
コメント
突然のコメント失礼致します。
いつもブログを楽しく読ませて頂いております。
私も以前、インスタグラムで海外の方が上げている9875の写真にタグが片方だけのもの+ベロに製造番号などの刻印があるものを見かけました。
限定のタイプなのかな?と思っていたところにhori様が写真を上げられておりましたのでついコメントしてしまいました汗
また何か続報がありましたら更新を楽しみにお待ちしております。
ogawaさん、コメントありがとうございます☆
確かに海外のアカウントの写真を見ると、タンに刻印が入っていますね!
昨年の復刻半円犬タグでタンの刻印が復活したので、それを流用したのでしょうね。
欧米向けスペシャル仕様なのか、マイナーチェンジで国内でも片タグ+刻印に切り替わるのか、、、後者だと嬉しいですね^ ^
情報ありがとうございました!
初めてコメントします。復刻の犬タグは片タグ刻印に国内も数ヵ月前からなってますよ。今は以前の両方タグありもあるので好きな方を選べると思います。
tnさん、コメントありがとうございます^ ^
国内も切り替わっているのですね!
ゴールドラセットが一足欲しくてずっと先延ばしになっているので、このタイミングで手に入れるのも悪くないですね。。。
9875だけでなくクローンダイクの9874や8インチの9877なども変わっているのでしょうか?今度直営店に行った時にでも聞いてみます!
情報ありがとうございました^ ^
犬タグのものは全て移行中の様です。クローンダイクの短靴は発売時から片タグでした。
追加情報ありがとうございます!
これは結構大きなマイナーチェンジですね。
個人的には新仕様の方に魅力を感じますが、長い目で見たら旧仕様の両足タグに希少価値が付いたりするでしょうか。
新仕様の実物を見るのが楽しみです^ ^