傑作の呼び声高い『ベックマンフラットボックス』の登場に活気付いているこの秋のレッドウィング。
これまで知る人ぞ知る楽しみ方だった先芯抜きという仕様を取り入れ、ベックマンシリーズ初の茶芯9060を筆頭に爆発的なヒットとなっています。
そんな話題のベックマンフラットボックスですが、その影で発売を迎えたスペシャルなブーツがあるのをご存知でしょうか?
そのスペシャルとはコラボモデル。
実は今年はコラボ企画も当たり年なんです。
早速紹介していきましょう。
【レッドウィング × ナイジェルケーボン】マンソン B-5 チャッカブーツ
まずはイギリスのヴィンテージミリタリーブランド「ナイジェルケーボン」とレッドウィングのコラボです。
このコラボ、2012年にマンソンラストにハリスツイードライニングで人気を博したマンソンブーツで実績のある組み合わせですが、5年の時を経て再びタッグが実現しました。
お互いをリスペクトする両者が生み出したのは、既存モデルのレザー載せ替えやディテール変更に留まらない全く新しいチャッカブーツ「マンソン B-5 チャッカ」です。
第一次大戦時の英国軍のコンバットブーツB-5に着想を得て開発されたというこのチャッカは、今回もミリタリーラストであるマンソンラストを使い、アイアンレンジ風のキャップドトゥとピューリタンミシンで取り付けられたバックステイ一体型カウンターポケットが力強さを感じさせる無二のブーツに仕立てられています。
さらに、今話題の先芯なし仕様にすることにより、トゥのボリュームを抑えたスッキリとしたシルエットに仕上がっています。もちろん、フラットボックスのように徐々に潰れるエイジングも楽しめることでしょう。
レザーは2種類で、茶芯の「ブラッククロンダイク」とオイルドラフアウトの「ホーソーンミュールスキナー」が採用されています。
ソールは高級感のあるレザー×グロコードメダリオン。
双方のタグが付くダブルネームであるところに加えて、最新のフラットボックス仕様にクロンダイクとグロコードを使っているところを見ると、両者の関係がより一層深まっていることが伺えますね。
ちなみに内側に付くタグはハンツマンなどにも使われた刺繍羽根タグ、品番等はクォーター内側へのスタンプとなります。また、タンは二重構造で、外から見える部分はアッパーと同一のレザーですが、隠れて見えない折り返し部分からタンの裏側の足に接触するところはフィット感の良いソフトなレザーが使われています。
ブラッククロンダイクの4633はこの部分がハンツマンのタンと同じラスラーレザーになるようです。
更にソックシートも特別仕様となっているのですが、そちらは買ってからのお楽しみということで。
ラインナップ
4632 ホーソーンミュールスキナー
4633 ブラッククロンダイク
共通仕様
- グッドイヤーウェルト製法
- レザー×グロコードメダリオンソール
- マンソンラスト
- ブラウン蠟引き丸紐 / ローデングリーン革紐 2本付属
- US7.0-10.0 D
- ¥55,000 +tax
【レッドウィング × フリークスストア】ガラスレザー クラシック6インチラウンドトゥ
続いてはフリークスストアとのコラボレーションとなるこの一足。
白紐が目を引くこのブーツの最大の特徴は、アッパーにガラスレザーを採用しているところです。
デザインベースはもちろん8165ですが、光沢の強いガラスレザーに載せ替えることでドレス感が出ていて、アメカジのみならずキレイめファッションとの親和性も高そうな一足に仕上がっていますね。
ウェルト以外のステッチが黒で統一されているのでミニマル感もあり、個人的な意見としては常に一定数存在するレッドウィングとDr.マーチンを悩む層にうってつけなのではと思えます。
このガラスレザーは、現行ポストマン101などに使われるブラックシャパラルに特別なフィニッシュを施したものだそうなのですが、フリークスストアさん、来春あたりこのレザーでポストマンを作っていただけないものでしょうか。
商品詳細
詳細は以下の通りです。
- Style No. 8823
- ブラックシャパラルレザー(スペシャルフィニッシュ)
- グッドイヤーウェルト製法
- ホワイトトラクショントレッドソール
- ラスト 8
- ホワイト / ブラック 2色レース付属
- US7.0-10.0 D
- ¥32,400 +tax
【レッドウィング × Eat Dust】オロラセットコンビペコス
次に紹介するのは海外でのコラボモデルです。
ベルギーのデニムブランドである「Eat Dust Clothing」がレッドウィング・アムステルダムに別注したのは、なんともオシャレなペコスブーツです。
この写真だと良く分かりませんが、このペコス実はコンビになっているのです。
この通り。
色はおなじみのオロラセットですが、部位によってオロラセットポーテージとオロラセットアビレーンラフアウトが使い分けられているのです。
色違いのクレイジーパターンにすることなく、敢えて同色のラフアウトとスムースレザーを使った主張しすぎない特別感が良いですね。
カタチは横から見た時に履き口が山なりになるオーソドックスな11インチハイトのラスト72ペコスです。
ソールも既存モデルと同じケミガムソールなので、さりげない素材の変化が一層引き立ちます。
現在アムステルダムの公式サイトではこのブーツをトップページで大々的に紹介しています。
コラボと言えど相手先のみでの販売ではなくレッドウィング側でも売るというのは日本と違いますね。
ヨーロッパモデルは並行輸入で入ってくることがほとんどないので、現地に行って買うか個人輸入するかしなければ手に入れることは難しいですが、履いていたら注目されること間違いなしですね。
ちょっと本気で欲しいかもです。
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