通勤用にバッグをひとつ買いました。
グレゴリーのバウンダリーデイというバックパックです。
今までは2年前に買った同じくグレゴリーのスケッチ25を使っていました。
2年使い続けても全く不具合なく使えているのはさすがグレゴリーです。
ですが、機能を維持してるとは言えハードな通勤使用に少しくたびれてきたので買い替えです。
スピアシリーズの新作
このバウンダリーデイはスピアシリーズの新作です。
グレゴリー オンラインストアより引用
スピアシリーズには以前から興味があり、最初はアサルト3wayやリーコンパックなども候補にしていたのですが、最近登場したこのバウンダリーデイが私の求める通勤バックパックの条件を満たしていたので、見つけた瞬間に即決でした。
スペック
最初に基本的なスペックです。
容量 | 27L |
重量 | 920g |
サイズ | 34W×46H×16D cm |
カラー展開 | Coyote / 3Day camo / HD nylon(Black) |
価格 | ¥20,000 + tax |
容量は25Lだったスケッチ25より少し大きくなりました。逆に重量は40gほど軽くなりましたが、感じるほどではないでしょう。
素材はカラーによって以下の通りです。
Couote / 3day camo:500D コーデュラナイロン
HD nylon (black):1680D バリスティックナイロン
バウンダリーデイ各部の仕様
まだ発売して間もないバウンダリーデイ。
一体どんなバックパックなのか、その仕様を細かく見てみましょう。
そして、このバックパックのどんなところが私の求める通勤バッグの条件に適っているのかを紹介して行きたいと思います。
エクステリア
まずは外観。
色はコヨーテです。
バリスティックナイロンを使ったブラックも捨てがたかったのですが、スケッチ25がブラックだったので気分を換えてコヨーテにしました。
また、バリスティックは強くて良いのですが、その分服が負けてしまうので、日常使いで考えると個人的には少しオーバースペックかなと感じてしまいます。
モーリーシステム
このバウンダリーデイの外見で最も特徴的なのがこの表面に縫い付けられたウェビングです。
モーリーシステムというスピアシリーズ共通のアタッチメント装着用プラットホームなのですが、ミリタリー装備に採用されているMOLLE(Modular Lightweight Load-carrying Equipment)システムが元になったグレゴリーのオリジナル規格のようです。
本物とはウェビングの取り付け幅などが違いますが使い方は同じで、対応するアタッチメントを自由にアレンジして取り付けることができます。
モーリーポーチ
とは言え、現在グレゴリーで用意されている対応品はこのモーリーポーチのみ。
バッグと同じ3色展開なのですが、ポーチは3デイカモにしてみました。
裏側はこんな感じになっています。
モーリーシステムを採用するスピアシリーズのバッグに取り付けられるほか、フックによって幅広い用途で使えるようになっています。
早速取り付けてみます。
さすがにぴったりですね。
大きさはiPhoneがちょうど入るくらい。
仕事用のiPhoneを入れるか、イヤホンなどの小物を入れると便利そうです。
ウェビングハンドル
バウンダリーデイにはトップハンドルが付いています。
これが個人的にポイント高いです。
トップハンドルはスケッチ25にも付いていたのですが、背負うまでもないちょっとした持ち運びや、電車内で背中から下ろした際など、これがあるととても便利なのです。
コンプレッションストラップ
左右2カ所ずつに取り付けられたコンプレッションストラップ。
これを絞ると、乱雑に荷物を入れてもある程度中の荷物を固定することができます。
私は通勤時に一眼レフカメラを持ち歩いているのですが、バックパックにボリュームのあるものを入れると中で動いてしまったり、無駄なスペースができて安定感を損なう場合があります。
そんな時はコンプレッションストラップとぎゅっと。
こうすることで安定感が得られ、背負い心地が良くなります。
ショルダーハーネス
背負い心地といえば忘れてならないのがショルダーハーネス。
バウンダリーデイのショルダーハーネスは身体にぴったりとフィットするS字形状です。
このあたりは登山用ザック(テクニカルシリーズ)も手がけるグレゴリーのテクノロジーが応用されているのでしょう。
ハーネスに沿って施されたウェビングがミリタリー感を一層高めています。
スターナムストラップ
そんなショルダーハーネスにはスターナム(チェスト)ストラップも装備されています。
これを使うとパックと身体の一体感が増して背負い心地を良くなります。
通勤で使う場面は少なそうなので、普段は取り外しておこうと思います。
タクティカルパッチ
バウンダリーデイのロゴはもちろん新ロゴ。
ロゴパッチは面ファスナーで取り外しができるようになっています。
同じスピアシリーズでもアサルトパックとこのバウンダリーデイのみの仕様で、モーリーシステムと共にミリタリー色の強いディテールのひとつです。
取り外すとこんな感じ。
モーリーポーチにもロゴが付いているので、こっちは外しておいた方がうるさくなくて良いかもしれません。
何もないのが寂しかったらミリタリーショップで好きなタクティカルパッチを買って付けるという手もありますね。
インテリア
バウンダリーデイの収納部分はこの通り。
主な収納としてはこのメインコンパートメントの他に、表面のロゴ下にフロントポケット、背中側にはPC用サブコンパートメントが備えられています。
この大型のメインとPC用サブの双方を備えているというのが、私の通勤バッグに求める必須条件なのです。
アサルト3wayは大型の収納がなく、リーコンパックにはPC用サブがない。スピアシリーズが欲しくても手が出せなかったところに現れたバウンダリーデイはまさに私の求めていたバックパックでした。
メインコンパートメント
大型のメインコンパートメントには普段持ち歩いているカメラと三脚もこの通りすっぽり。
この他にもPC周辺機器を入れたポーチなども入るのですが、容量的にはまだ余裕があります。
ロールトップのスケッチ25は上から荷室にアクセスするため、下になってしまった荷物を取り出すのに苦労しましたが、バウンダリーデイはファスナーで大きく開くので荷物の取り出しがしやすくなります。
フロント側には中が見えるメッシュポケットがあり、その下に面ファスナーの凹面が取り付けられています。ここには外したロゴパッチや予備のタクティカルパッチを付けておくことができます。
背中側にはドローコード付きのポケット。
スピアシリーズの証であるスピアタグはこの位置に取り付けられています。
サブコンパートメント
背中に沿う位置のサブコンパートメントはPC・タブレット用になっています。
メイン収納にPC・タブレット用ポケットがあるバックパックも多いですが、メインに入っているとサッと出し入れができません。
別収納になっていた方が、空き時間にちょっと仕事、なんて時に取り出しができるので都合が良いのです。
出張の多い方だと、空港のセキュリティチェックでPCを取り出さなければいけないので、やはり別収納になっていた方が都合が良いでしょう。
このサブコンパートメント、ファスナーが止水ファスナーになっています。
ファスナーと言えば、このパックに使われているファスナーのスライダーは引き手が全てコードになっています。
これは金属音が出るのを防ぐミリタリー由来の仕様でしょうか。
ファスナーが止水になっている一方、メインコンパートメント下部には排水用のアイレットが付けられています。
細かいところまでちゃんとミリタリーしていますね。
新しいバッグを使い始めるのは気持ちが良いものです。
明日からの通勤が少し楽しみになりました。
コメント
非常に参考になりました!
ありがとうございます