先日ついに手に入れたJ.M.ウェストン180シグネチャーローファー。
履き慣らしは毎朝のゴミ捨てからなんて言いながら、実はまだ一度も外に出ていません。
玄関で履いてみるものの、あまりの締め付けと硬さに怯んでしまい、結局いつものサンダルでゴミ捨てとなってしまいます。
室内で5分、10分と履いたまま立ったり座ったり歩いてみたりするのですが、その程度ではピクリとも馴染みません。
アッパーもさることながら、ソールが硬い。
ソールが曲がらないので、当然アッパーにもほとんどシワが入りません。
ね、キレイなもんです。
スタートが遅れたものの、あわよくば今夏に活躍してもらおうと思っていましたが、この調子では来夏すら怪しいのでは。
そこで、ちょっとひと手間かけてみることにしました。言わば履き慣らしのドーピングです。もちろんいきなりストレッチをかけるなんて手荒なマネをするつもりはありません。
今回は手持ちの合法的な薬物を使ってタイムの短縮を図ります。
その薬物がこちら。
ドーピング薬物の紹介
デリケートクリーム
レザーを柔らかくするといえば、真っ先に思い浮かぶのがこのデリケートクリームですよね。靴に限らず、カバンやサイフなどの小物からソファなどの家具まで万能に使える便利クリームです。ツヤを出すロウが入っておらず自然な仕上がりなので、手で触れるものに使ってもベタつかないのが良いですよね。
このクリームに含まれるラノリンという成分が、レザーの保湿、軟化を促し、馴染むまでのタイムの短縮が期待されます。
ソールモイスチャライザー
実は持っていました。多分買ったのは5年近く前でしょうか。今ではパッケージが変わったようですね。
こんな私もかつては仕事でクロケットのハンドグレード3足を履き回すスーツマンだったのですが、ソールモイスチャライザーはその時の常備薬でした。
デリケートクリームと同じくラノリンが配合されていて、レザーソールを軟化させると同時に、繊維一本一本の滑りを良くして、路面との摩擦による磨耗を軽減してくれます。
タイムを縮めながら疲労を軽減する。ばれたらヤバそうな薬ですね。
投与
それでは早速投与して行きます。
まずはアッパーにデリケートクリーム。
美しい表情のボックスカーフが一瞬曇るのにヒヤッとしますが、浸透してしまえば元通り。ただ、デリケートクリームは塗りすぎると革がクタクタになってしまうことがあるので、あくまでも少しずつ様子を見ながら使うようにしています。
そして、文字通りカタブツのこのソール。
薄くて華奢な見た目に騙されてはいけません。これが本当に硬い。
買った時につま先にパッチを貼ってくれたのですが、確かにこの硬さではあっという間につま先が削れてしまいますね。
よく見ると室内履きでついたキズやヘコミもちらほら。ここにソールモイスチャライザーをクルクルっと。
ペネトレイトブラシでササっと伸ばしたら豚毛ブラシで念入りに塗りこみます。
そうするとこのツヤ。
まだ新品なので変化が少ないですが、削れてザラついた革底もこれを塗り込むと繊維が締まってツルっとするので、革底の靴には必須アイテムだと思っています。
さてこのドーピング、効果を発揮するのか、はたまた気休めに終わってしまうのか。
履き慣らしの修行はまだまだ続きます。
コメント
こんばんは!
デリケートクリーム&ソールモイスチャライザーのコンビは革の軟化には最適なチョイスですね♪
私も最近は、仕事中も調子に乗ってサドルオックスフォードを履いたりしちゃってますが、いつもはだいたいドレス&ビジネスシューズです(^_^;)なのでデリケートクリームでのドーピングはしばしば実施しております。
トシさん、コメントありがとうございます!
革靴履いているとこのふたつが頼りになりますよね^ ^
リーガルのサドルシューズ、活躍されているようですね!見た目硬そうですが、やっぱり硬いのでしょうか?私のローファーもかなり手強いので、一緒に頑張りましょう^ ^
Horiさん
サドルオックスフォードは尋常じゃない硬さです(笑)
屈折部分が指の付け根にくい込み、両足共に出血しました(^_^;)
3回目の履き込みでようやく慣れてきた感じです。
まだまだですが、ガラスレザー特有の洗礼だと思って耐えてます(>_<)
やっぱり硬いのですね>_< 屈折部のくい込み、痛そうですね。。。最初だけと分かっていても心折れそうになりますよね^^; 私もめげずに頑張ります!