靴を買いました。
2020年最初に紹介するのはパラブーツのミカエルポニーです。
名作ミカエルの甲にポニーファーをあしらい、チロリアンシューズのチロリアン感をさらに引き上げた一足です。
ファー付きシューズはこれが初めてですが、まさか自分がこれを買うとは思ってもいませんでした。
なぜミカエルポニーを買ったか
ではなぜこのミカエルポニーを買ったかというお話。
私が初めてパラブーツ(シャンボードNuit)を買った2015年。当時、すでに生産終了となっていたのですが、アザラシのファーを使ったミカエルフォックというモデルがありました。
抜群の存在感を放つミカエルフォックは気になる存在ではあれど、パラブーツ初心者の私には着用イメージが全く湧かず、手に入れるなど考えもしませんでした。
ところが、これがパラブーツの不思議なところなのですが、見ているうちに徐々にカッコ良く見えてくるんですよね。その後、ウィリアム、ランス、ミカエルと買い増して行くうちにミカエルフォックへの憧れも強くなって行きます。そして、なぜもっと早くパラブーツに目覚めなかったのか、なぜ買えるうちに買っておかなかったのだと思うに至ります。
私の靴人生における最大の後悔かもしれません。
ファー付きミカエルが生産終了!?
先日、骨董通りのパラブーツにお邪魔した時にそんな話をしていたら、今度はポニーも生産終了になるという仰天情報が。ポニーのみならずヴィソン(ミンク)とラパン(ラビット)も、要は今後ファー付きの靴を作らなくなるかもしれないとのことでした。
これには焦りました。
もうあの悔しさは御免です。
そんなこんなで、意を決して一足確保した次第です。
ミカエルポニーCafe
ミカエルポニーには黒と茶があるのですが、私は黒い靴をあまり履かないので自動的に茶のCafeです。
Cafeリスレザー
Cafeのリスレザーはランスでとても気に入っています。
ランスCafeと並べてみました。
こうして見るとランスも良い感じに履き込まれてきていますね。
新入りのミカエルポニーもいつかこんな風にテカリが出てくるのでしょう。
2足目のミカエル
ちなみにミカエルは2足目。
こちらも並べてみました。
色や素材の組み合わせ、ウェルトの形状やソールの厚さが違うので、同じモデルとは思えないくらい性格が違いますね。むしろ真逆な存在と言っても過言ではないくらいです。
ポニーファー
ポニーファーは特長的なMouchete(=まだら模様)です。
毛足は短く、ボリュームはありません。
ヴィソンやラパンのようなもふもふの可愛らしさではないので、意外と幅広く活用できそうです。
フォックに比べてもスマートな雰囲気なので、仕事でも履こうとしている私には意外とこっちの方が合っているかも知れません。
お手入れ
初めてのファー付きですし、いつものブルームもあるので履く前に簡単にお手入れです。
使うのはこれだけ。
ブルームの処理
まずは新品パラブーツの醍醐味、ブルームの処理です。
綺麗にブルームに包まれていますが、ランスの新品時に比べるとちょっと物足りない感じがしてしまいます。
摩擦熱でブルームを溶かすようにブラッシングすると、リスレザーらしいしっとりとした銀面が現れます。
ランスの時と同様、まずは何も塗らず素のリスレザーを楽しもうと思います。
ファーのお手入れ
ファーにはM.モゥブレィのスエードカラーフレッシュです。
栄養を与えて抜け毛を予防し、防水効果で汚れを防ぐ。
理にかなっています。
このお手入れ方法は結果的にコローと同じになりました。
新しいものを用意せず持っているものが使えるのは経済的です。
ふんわりとスプレーをして、毛並みに沿って優しくブラッシング。ファーコンビのお手入れは思っていたよりずっと簡単そうです。
これですっかり準備万端。。。
ではないんです。
履き始める前にもう一手間。
あるものを手に入れなければいけないので、また別の記事で紹介したいと思います。
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