日本においてはレッドウィングと切っても切れない存在のセレクトショップ「BEAMS」。
ここ数年ではレザーから別注をかけたネイビーラフアウトシリーズや、復刻半円犬タグモデルの先行発売など、両者の蜜月ぶりは深まるばかりです。
過去いくつもの名作を生み出したこのタッグが、この秋も注目の限定モデルをリリースしています。
ただのレザー乗せ替えに留まらない、ビームス限定ならではのスペシャルなブーツ2モデルを紹介します。
ファイヤーマンブーツ登場 6インチモックトゥ 8862
まずはブラック アビレーンラフアウトの6インチモックトゥ8862。
一見、見慣れたブーツと思いきや、レースの部分がファスナーになっています。
これはファイヤーマンブーツと言って、元来、消防士など緊急性の高い職業に従事する方々のスムーズな着脱をサポートするブーツです。
ベースとなっているブーツは、これまたビームス限定で2003年に発売した8874です。
後にレギュラーモデルに採用されたので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。
その8874のアイレットをブラックニッケルに変更して、後付けできるジップユニットをセットにしたのが今回の限定モデル8862なのです。
もちろんジップユニットを外して紐を通せば通常のレースアップブーツとしても履けるので、2通りの楽しみ方ができる2way仕様です。
もともと本国のレッドウィングにはワークブーツラインとして4473というブーツがあります。
8インチハイトのこのブーツは、防水性のブラックスターレザーに耐油防滑性のスーパーソール、スチールトゥと踏み抜き防止のステンレススチールプレートを備え、感電対策まで施された最強のワークブーツなのです。
手持ちの8051に使われているブラックスターレザーがこのようなレザーだというのは初めて知りました。
このブログの主役たち#05 【レッドウィング8051】こちらはレッドウィングのフォアマンオックスフォード8051です。フォアマンとは現場監督とか工...たしかに雨に強くてキズのつきにくいタフなレザーです。
4473は様々な現場で履かれている北米ではポピュラーな安全靴なのですが、その4473を消防士向けにカスタムするための純正ジップキットが存在します。
このジップキット、シューポップさんでも取り扱っているのですが、8インチハイトの4473用なので残念ながら8、10、11アイレット用しか存在しません。
4473はUS4.0-13.0、ワイズD/E/EEEが用意される万人向け安全靴で、サイズによってアイレット数が変わります。
今回のビームス限定モデル8862には、このジップキットを6インチハイト(7アイレット)用にアレンジしたものが付属されているものと思われます。
8862を買えば、手持ちの他の6インチブーツもファイヤーマンブーツ化できてしまいますね。
仕様
- 品番 : 8862
- レザー : ブラック アビレーンラフアウト
- ソール : トラクショントレッドソール
- ラスト : No.23
- サイズ展開 : 7.0-11.0 E
- 価格 : 44,000 + tax
- 発売日 : 9月15日(土)
ビームスホワイトの復活 スーパーソール8808
もうひとつの限定モデルはホワイトレザーを用いたスーパーソールです。
2000年代初頭に同じくホワイトレザーの6インチモックとラウンドトゥ、そしてエンジニアブーツがビームスから出ていたのをご存知の方も多いのではないでしょうか。
今回のスーパーソールはホワイトレザーにブラックのソールとアンクルパッド、ステッチも白黒の2色にまとめられていて、とてもミニマルでクリーンなイメージ。
スポーツテイストファッションとの親和性も高そうです。実績のあるホワイトレザーを日本のトレンドに合わせて投入してくるあたりはビームスにしかできない限定と言えますね。
このプロモーションイメージを見ても分かる通り、メインターゲットは女性です。ビームスボーイの限定ということで、サイズも基本的にウィメンズサイズのみの展開ですが、実は新宿のビームス ジャパンでのみメンズサイズも販売されているとのこと。
男性でも履きたい方は絶対にいるはず。
諦めずにビームスジャパンに問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
仕様
- 品番 : 8808
- レザー : ホワイトレザー
- ソール : スーパーソール
- ラスト : No.326
- サイズ展開 : 4.0-6.0 E
- 7.0-10.5 E(BEAMS JAPAN only)
- 価格 : 28,700 + tax
- 発売日 : 9月18日(土)
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