所有するレッドウィングの中で一番最近手に入れたのがこの8133【スーパーソール】です。
買ったのが昨年の夏だったので、履き始めてちょうど1年になりますね。
買ったきっかけは劇場版HEROでのキムタクの着用です。
特段キムタクに憧れていたわけではないのですが、この8133を見る機会が非常に増えたことと、キムタク効果で市場から消えるとの情報、そしてレッドウィングジャパンの値上げ直前だったことが重なって購入に至りました。
そんな半ば衝動買いに近いカタチで手に入れたこのブーツですが、今思えば結果的に良い買い物をしたと思っています。
スーパーソールはホントにスーパーでした
レッドウィングで使われる多くのソールの中でも特殊な存在のこのスーパーソール。
レッドウィング社が特許を持つことでも有名ですよね。
他のソールのように出来上がっている物を後付けするのではなく、アッパーに対して成形と接着を同時に行う特殊な製法なんだそうです。分かりやすく言うと、ウェルトを縫い付けたアッパーをソールの型にセットして型の中に液状のウレタンを流し込んで発泡させるという作り方だそうです。
このアッパーと一体化した発泡ウレタンソールが他のソールにはない屈曲性とクッション性をもたらし、他のレッドウィングとは一線を画した履き心地を実現しています。また、トラクショントレッドよりもクッション性がありながら摩耗しづらいところも日常使いするには嬉しいメリットですね。
個人的にはアッパーが耐久性の高いブラッククロームレザーであることと、水の浸入しやすいウェルトが露出していないことで、雨の日に履けるレッドウィングとして活躍してもらっています。
ソールよりも特徴的な横顔
そんなスペシャルなソールを搭載したブーツですが、見た目的なことを言えばこのアンクルパッドの方が存在感が大きいですよね。むしろこのアンクルパッドこそがスーパーソールブーツのアイコン的存在と言っても過言ではない気もします。
ブーツの履き始めは履き口が足首に当たるのが気になりがちですが、このアンクルパッドのおかげで最初から快適に履くことができます。ポロン素材のインソールとクッション性に富んだアウトソールと共に履き心地の良さに大きく貢献しているパーツでもあります。
また、個人的な感想として、足首に密着することで寒い時期の靴内の保温にも役立っているように思います。
ちなみにスーパーソール、ポロンインソール、アンクルパッドのディテールは本国アメリカではヘリテージコレクションには用いられず、今日的な作業靴であるワークブーツカテゴリーの靴に多用されているようです。
意外とスマートな雰囲気
リアルワークブーツに多用されるディテールを盛り込んだこのスーパーソールブーツですが、デザイン的には無骨な感じはなく、むしろスマートな印象が強いです。
使われている木型が細身のラスト326であること。モカ縫い以外のステッチがオールブラックであることなどがそう感じさせるのかもしれません。
細身のジーンズに合わせるとスッキリとまとめられるので、服装自由な仕事をしている私はいつもよりキチンとした格好をする時なんかにも履いたりします。
雨の日もキレイ目の日にも使えるこのスーパーソール。
買う気にさせてくれた木村さんに感謝です。
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