当ブログを開設する前から所有している靴を紹介する”このブログの主役たち”も今回で10回目になりました。
今回は初のスニーカーが登場です。
誰もが知ってるニューバランスのM996ですね。
買ったのは2年半ほど前。
靴を買いました。ニューバランス M996 – 今日も晴れて幸せ!
そのさらに半年ほど前にレッドウィング熱が再燃し、毎日のようにブーツを履いていたのですが、まだ馴染んでいないブーツを履き続けるとやはり足が疲れる。直前にぎっくり腰をやってしまったため、腰のためにもたまにはスニーカーも履きたいですし、車の運転や立ち仕事の時などブーツを履かない日の足元も少しこだわりたいなということで買ったのがこの定番スニーカーです。
選ぶ際に参考にしたのはブログやツイッターでレッドウィングを履いている方の所有するスニーカーです。
折しもブームの最中だったのもあるかも知れませんが、かなりの確率でニューバランスを持っている方が多かったのです。
それも、みなさん口を揃えて”買うならアメリカ製”とのこと。生産国や品番による違いはさっぱり分かりませんでしたが、色々と試着をして一番フィット感が良かったのがこのM996でした。
履き心地の良さはウワサ通り
ニューバランスと言えば気になるのはその履き心地。それは試着してまわっていた時から実感することができました。特にみなさんに勧めていただいたアメリカ製は格別の心地良さでした。
M1300を履いたラルフ・ローレン氏が雲の上を歩いているようだと評したという話は有名ですが、このM996も真綿を足に巻き付けて歩いているような優しい履き心地を実感することができます。
私なりにこの極上の履き心地がどこから来ているのか考えてみたのですが、まずはアッパーに使われている素材が素晴しいです。
大きく分けてメッシュとピッグスエードが使われていますが、そのどちらもがとても柔らかいのです。特にスエード部分は履き込むほどに柔らかく足に馴染んでくれます。
そして、写真に写っているように屈曲部はスエードに切れ込みを入れてメッシュの横幅が広くなるように設計されているので、屈曲時に全く抵抗を感じません。
そのアッパーをこれまた柔らかくて伸縮性のあるレースで締め上げるので、あの優しいフィット感が生まれ、さらにスポンジ製のソフトなインソールも手伝ってあの雲か真綿のような履き心地を実現しているのではないかと思います。
新しいバランス
ニューバランスはそのソフトな履き心地が注目されがちですが、ただ柔らかいだけでは靴としての性能は不完全ですよね。ニューバランスの本当にスゴいところは、その極上の履き心地を保ったまましっかりと足をサポートしているところだと思います。
例えばヒールカップ。
一般的なスニーカーより高さのある作りになっています。個人的に見た目が気に入っているポイントでもあります。このヒールカップ、結構咥え込みもあるので歩いている時にかかと抜けするような感じがありません。
そしてソール。スポンジ製のインソールの下にはENCAPとC-CAPというクッション製のあるミッドソールが2層に搭載され、衝撃吸収と安定性を向上させています。さらにアウトソールは硬めのブローンラバー製ソールで、特にヒール部分にはさらに硬いカーボンラバーを採用。このカーボンラバーヒールは2年以上履いた現在でもほぼ摩耗のない驚異的な耐久性を見せています。
総合するとニューバランスは柔らかいアッパーを硬いソールで支えて歩行、走行を快適にするという構造ですね。
これは硬いアッパーを柔らかいソールで支えて人気を博したレッドウィングとは真逆の発想と言えそうです。
これが新しいバランス=ニューバランスなのかも知れませんね。
定番にして名作
このNマーク、一時よりは見る数が少なくなったでしょうか。ブームの最中に買った身としては少し寂しい気もしますが、ブームの前も定番として人気のあったスニーカーですから、今後またそのポジションに戻るだけですね。
ファッションとしての流行り廃りは関係なく、この履き心地はニューバランスだけのものですし、それを知ってしまっているから玄関でついつい手が伸びてしまうのも今後も変わらないことでしょう。
これが定番、そして名作の良いところですね。
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