久しぶりに更新のこのブログ。少し中断してしまっていた主役たちの紹介を続けて行こうと思います。
今回は”クラークスのデザートブーツ”です。
色は定番のサンドスエードですが、新品と比べると随分色がくすんでしまいました。購入から2年経つのであまりキレイではないですが、この独特のクタっとした感じが良いんですよね。
世界中で愛され続ける大定番
このデザートブーツを見たことない人ってなかなかいないと思います。
持っているという方も相当いらっしゃるでしょうし、複数持ちなんて方もざらなのではないでしょうか。
そこまで人を惹き付け、愛され続けている理由って何なのでしょうか。履いているうちに分かってきたことは何と言ってもその汎用性の高さです。そのシンプルさもあって、とにかく色々なスタイリングに合わせられます。
チャッカ型なので少しキレイ目も得意ですが、愛嬌のあるフォルムでリラックス感を漂わせることも可能。もともと砂漠で陸軍兵士の履いていた靴が起源なのでミリタリーテイストでも使えますし、ミリタリーが行ければ相性の良いワークももちろん大丈夫。一足持っていれば休日の靴に困ることはなくなるのではないでしょうか。
履きやすさは正義
汎用性の高さの他に特筆すべきはその履きやすさ。とにかく柔らかいです。
アッパーはスエードなのですが、銀面のない床スエードが使われているので軽くて柔らかく、ゴム製のクレープソールと合わせられることで柔軟な履き心地を生み出しています。また、ステッチダウン製法により屈曲性もバツグンで、2アイレットのイージーフィットでもかかと浮きは全く気になりません。
靴の数が増えてくると、意識してローテーションを組まない限りどうしても履き心地の良い靴ばかりを履いてしまいますよね。クラークスのデザートブーツはまさにそんなついつい玄関で手が伸びてしまう一足です。
スエードなのに雨の日用?
そんなカジュアル靴の傑作であるデザートブーツを、私は雨の日用にしています。
雨の日にこの靴を履いていると、まわりの人から雨なのにスエードは失敗したねなどと言われますし、私も最初は雨の日にスエード??と思っていました。でもこの雨の日スエード、靴好きの人たちの間では当然のことのようなのです。
もちろん準備もなくそのまま雨に濡れるのはNGですが、キチンと防水処理しておけばスムースレザーでは考えられないほどの撥水効果が得られます。
これはこのデザートブーツを水洗いした時のひとコマです。
スエードブーツの水洗い。 クラークス デザートブーツ – 今日も晴れて幸せ!
逆に水を染み込ませるのが困難なほど水を弾いてくれます。
最初は半信半疑の雨の日スエードでしたが、これを知ってから雨の日の靴選びの悩みから解放されました。
雨でもお気に入りを履けるって良いですよね☆
これからもずっと
誕生から今年65年を迎えたデザートブーツ。この素晴しい定番はこれからもずっとずっと愛され続けて行くことでしょう。
レッドウィングほどの中毒性はありませんが、一度履いてみると他に置き換えることができない靴だと思い知らされます。私のデザートブーツも大分くたびれてきましたが、次も間違いなくクラークスのデザートブーツを選ぶと思います。
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